雅風展レポ
雅風展が終わりインフルエンザにかかった係の者です。
やっぱり人が集まるところは要注意ですね 。おまけに泊まったホテルが乾燥しきってて、3時間おきに喉カラッカラで起きてしまうという状況がとどめを刺しましたね。
みんさん油断は禁物です。辛かったヨ。。
という訳で遅ればせながら雅風展のレポを非常に収穫が大きかったので、渾身の力を込めてまとめたいと思います。
ちなみに、Twitterではちょいちょい更新しておりまして、タイムリーな情報から何かお役に立ちそうなつぶやきを心がけております。決して、38.5℃の体温計と共に #風邪アピール は致しませんので安心してフォローして下さい。
雅風展到着しましたー!
— BONSAI LABO 凜 係の者 (@BonsaiLaborin) 2018年1月12日
現地で色々仕入れたようで商品増えております(笑)
お日様も出てお出かけ日和の京都ですが、夕方から冷え込むとのこと☃️
お出かけはお早めに〜#雅風展 #みやこめっせ pic.twitter.com/8SeKqx8XEA
盆栽講習会の様子。
— BONSAI LABO 凜 係の者 (@BonsaiLaborin) 2018年1月13日
認定講師がマンツーマンでついてくれて、なんと千円で楽しめちゃいます!これはお得。
今日は盆栽アイドルのボンクラちゃんもご来場です。#雅風展 #ボンクラ pic.twitter.com/gw5Uf7HC0R
長くなったので目次なんかも作っちゃったりして。
全日本小品盆栽協会とは?
まずはじめに雅風展の主催は公益社団法人全日本小品盆栽協会、京都市、京都新聞によるものです。
この小品盆栽協会というのは、プロ・アマ問わず会員さんが所属しており盆栽の普及に務められています。
そのうちの一つが雅風展であり、3月には大阪で春雅展も開催されます。入場無料ですよ奥さん。
他には盆栽の基礎知識や実技を継承するため、協会の審査を経て認定講師の資格を与えられた方達による実技指導も行ってます。
全国に5つの支部があり、全国各地で様々なイベントも開催されおりブログでもその様子をご覧頂くことができます。
小品盆栽協会Blog | 小品盆栽フェアの予告や出展された盆栽の写真をお届けします。速報も随時、要チェック!
協会では随時会員を募集しておりますので、ご興味のある方は協会のHPまたは当店からも取次可能です〜!
協会について(公社)全日本小品盆栽協会 | (公社)全日本小品盆栽協会
雅風展イベント内容
さ、ここからは雅風展のイベントレポです。
▶︎盆栽セミナー(無料/有料)
無料のものや、材料費1,000円で参加できちゃう超お得イベントなのです!!
親子や夫婦で参加できるペア盆栽セミナーの様子。
これ協会認定講師によるマンツー指導ですよ!普通個人レッスンだと絶対この値段では受けられませんからね( ´,_ゝ`)
▶︎席飾り講習会(無料)
小品盆栽の見所である席飾りの見方について解説して頂けます。
実際の飾りで使われる樹や道具を使って、こっちとこっちどっちが良く見えるかなど実演してくれるので初心者は比較できて分かりやすいです。盆栽の展示がある程度規則性があるのは、やはり美しく見える組み合わせがあるという事ですね。納得です。
※詳細な解説は後ほど
▶︎盆栽解説セミナー(無料)
盆栽研究家の川崎仁美さんと、盆栽師の先生が解説を行ってくれます。4席程を30分で周りならがのツアーです。
実際に展示の席を使って見所や、鑑賞のポイントを解説して頂けるのでこちらも面白い。
※詳細な解説は後ほど
▶︎現代小鉢作家コンテスト(展示エリア内)
国内外で活躍する小鉢作家や愛好家による作品が一堂に集まります。泥物・釉薬・絵付の部門があり新進気鋭の鉢からプロ顔負けの鉢まで、バラエティに飛んだ作品がみられます。
▶︎創作改作コンテスト(展示エリア内)
これは見応えありです!!10年単位の改作を写真で見る事ができます。
この真柏の軌跡よ。記録に残すっていうのがなかなか大変で、うっかり撮り忘れちゃったりするのよねー。
こちらは内閣総理大臣賞を受賞された方の改作。この素材がなんとも風格のある盆栽に。す、すぎょい。
こちらは山もみじ。ふつーにすごい。この雅風展にならんでいる盆栽たちもこうやって成長してきたんだなぁ。
▶︎小品盆栽展示
こちらが内閣総理大臣賞を受賞された席です。
雅風展の中で一番優れた席です。雅風展は日本最大の小品盆栽の展示会なので日本一と言っても過言ではないでしょう。
3点飾り
10cm以下のミニ盆栽
その他、約200席の展示がありました。
イベントもご紹介した以外にも盛りだくさんの楽しい会場でした。
▶︎新春盆栽大市
こちらもお忘れなく。40程度の売店が軒を連ねます。
小品盆栽の見方
さてここから席飾り講習会や盆栽解説ツアーで習得した知識をひけらかしていきますよ。小品盆栽の飾りは何点かの取り合わせにより、お互いに美しさを引立てあうことが重要なポイントです。
11月の大観展(大品)と1月の雅風展(小品)を終えてみて、この小品盆栽の総合美というのを改めて学ぶことができました。
はい、図解。
席飾りで重要なのは、このひと席で風景を完結させる事です。一体感を出すために盆栽同士で受け合ってやるといい感じになります。
文字で説明するの難しいので以下参照。
この矢印同士が受け合ってるのわかります?この写真でも矢印同士、右流れと左流れで受け止めあってますね。で、ぽつんとしている草物は大木の下には草が生えているという事で、お気に入りのひと草を添えます。
※矢印でわかりにくいな。。内閣総理大臣賞の席なのでちょちょっと上に戻って下さいね。
一番上に使用する盆栽は松柏系という決まりがあります(絶対という訳ではないですが教科書的に)。中でも一番樹格の高い盆栽を上に持ってきます。
後の4つの空間は葉物や実物盆栽と寒樹をクロスに組み合わせるとgood!!
で、離れ小島にある五葉松は一番上の黒松を受けてます。この五葉松が乗っている地板が少しだけ前に出ているんです。これで前後の空間美を演出しているんですね〜。
お作法を知っているだけでこのような機微を楽しむ事ができるとは!
改めて席を鑑賞すると個人差があって楽しーー(๑¯﹀¯๑)
7点飾りが圧倒的に多いですが、3点飾りも同じお作法です。
同じ樹種が重複しない事や、鉢の色合いも被らないようになど、アイテムが沢山必要な小品盆栽ですがコレクトするのも楽しみなのかもしれません。
それに比べて大品盆栽は一点豪華主義的な!?どちらも見所が違ってやっぱり奥が深い!!
詳しくは 小品盆栽 席飾り で検索するとyoutubeで動画なんかもありましたので、気になった方は調べてみてください。
以上、係の物でした!!