BONSAI-LABO(盆栽ラボ)凜 係の者の日記

盆栽師の妻のブログ。店主が不在の際には係の者としてご案内させて頂きます。ブログに登場する盆栽は、ほぼほぼ店主が手がけたものです。

実物盆栽(みものぼんさい)

本日は、実のなる盆栽をご紹介。

 

育てるもよし、愛でるもよし、食べるもよしの

三拍子揃った実物盆栽は、真柏に負けず

劣らず人気があるとか。

 

実をつけるためには、綺麗に花を咲かせて

虫か自分の手で受粉をさせる必要があるので

実物も手間がかかりますね。

 

でも、その手間が楽しいんですよね。

松柏と違ってダイナミックに変化が

見られるので、花物や実物は素人でも

わかりやすく楽しいです。

 

 

 

 ツルウメモドキ

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 赤と黄色のコントラストが魅力の実物。

黄色い皮の中に朱色の種があるので

このような彩りが楽しめます。

雄木と雌木があって、実がなるのは雌木だけ。

 

 

 

 

 タチバナモドキ

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 よく、ひとん家の垣根になってるやつ。

実物部門では人気があり、席飾りでも

登場回数が多いです。

赤い実をつけるのは、南天しか知らなくて

いつも間違えますがよく見ると葉が全然違う‥

 

 

 

カリン

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樹に突き刺さったようになるカリンは

実の存在感があり、実物作ったった感が

ありますね。

小品盆栽に対しては、実が大きめなので

バランスが命です。

 

 

 

老爺柿

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そう、あの柿です。

そのまま食べられるかはさておき。

老爺柿も雄木との受粉が必要です。

まず、木に雌雄あったんやという驚き。

 

 

 

常葉柿

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こちらの方が馴染みのある柿っぽい。

こんなにちいさくても、実がなるには

やっぱり10年くらいかかるって。

 

まだまだ、種類が沢山あるので随時ご紹介!!

実物は実じゃなく、葉も見分けポイントと

最近気づき始めました‥