世界盆栽大会inさいたま のお知らせ
来る4月27日〜30日まで
埼玉で世界盆栽大会が開催されます。
簡単に説明すると、盆栽界の
オリンピックの様なもので
1989年に埼玉で初開催され、その後
4年ごとに世界各国で開催される事に。
第一回の様子を特集した雑誌。
時代が感じられますね〜
各国での開催を経て、28年ぶりに埼玉へ。
肝心の、
盆栽大会では何が行われているかというと
- デモンストレーション
- ワークショップ
- 貴重盆栽の展示
- 日本の文化を織り交ぜた盆栽ショー
- 盆栽村見学
- 売店
などなど…盛りだくさんでございます。
1日中遊べる、いや1日では足りない内容。
もちろん今回も見どころまんさい。
デモンストレーターの木村正彦先生は
第一回目からのご登壇で、まさにレジェンド!
水石展も同時開催ですよー。
こちらにチラシが。
http://world-bonsai-saitama.jp/pdf/bonsa-collection-japan.pdf
場所はさいたまの大宮周辺です。
なんと、さいたまには盆栽村なる場所が!
1923年の関東大震災で被災した
東京周辺の盆栽園が、この辺りに移住したのが始まりなんです。
その後、ここええやんってなって
地元の業者や愛好家も刺激されて移り住み
昭和3年には盆栽村組合が結成され
以下のような住民協約が結ばれたほど。
- ここに居住する人は、盆栽を10 鉢以上をもつこと
- 門戸を開放し、いつでも、誰でも見られるようにしておくこと
- 他人を見下ろし、日陰を作るような二階家は作らないこと
- ブロック塀を作らず、家の囲いはすべて生け垣にすること
おもしろいですね。
第二次世界大戦の際は、贅沢品だ!と
冷遇されながらも何とか終戦を迎え、
樹齢何百年って樹もここ盆栽村で
守られてたんですね。
こちらのページに盆栽村にある
各園の紹介があります。
なんと、観覧無料でございます。
4年に1回、しかも次回日本開催は
もう生きてる間にないかもしれない…
と思うと行く価値ありですね。
当店はワークショップあったり、
埼玉とおいなーと、いけるのか!?
関東にお住まいの方、GWどこいこー
ってなってる方はぜひご検討ください〜。
【NO MORE】盆栽における水やりと植替えの重要性【根腐れ】
ワークショップ最終日!
本日も朝から、紳士淑女の皆さんで
ワイワイ始まりました。
で、ここにきて水やりの話です。
というのも盆栽の基本であり
かつ、意外にへぇ〜という反応が
多かったので、あ ら た め て。
ます、水は毎日やりましょう。
夏場は日当たりの良い場所だと、
朝昼夕の3回でもやりすぎではありません。
盆栽は鉢の底に穴が空いているので
必ず、その穴から水がしたたるまで。
そうなると霧吹きでは追いつきませんね。
ジョウロやペットボトル、外であれば
ホースダイレクトでもOKなくらい。
ただ、勢いつけすぎるとコケと砂が
ブワッとなるので要注意。
よく、水やりすぎると根腐れしませんか?
と 質問がありますが、ノンノン!!
土が健康な状態だと心配ご無用です。
はい、図解。
この赤い部分、土が黒いですよね。
こいつが悪の根源です。
肥料をやった後、そのカスがたまって
表面をコーティングしてしまってるんです。
そうなると、どうなるか…
水が表面を滑って、全然しみこまないよ。
肝心の根っこが水を吸収できません。
それで、根っこが死ぬ→水やる→水吸わない
→根っこが腐るってシステム。
これで根腐れした〜ってみなさん
おもっちゃう訳ですよ。
ほんとは根腐れじゃなくて、
根っこが先に枯れて死んでたってオチです。
そこでBONSAI LABO 凜は
”NO MORE 根腐れ”を掲げ、
土の状態の確認を提唱いたします!!
そのためにも植替えで、黒い土を取り除いて
根っこをふわふわにし、
フレッシュな土に入れ替えてあげます。
はい、使用する土はこちら。
赤玉やら富士砂といったいくつかの
種類をブレンドしております。
ご覧の通り、ごろっとした大粒。
この土ですと水がジュン、ジュワ〜っと
全体に行き渡り、根っこも快適。
ぜんべい布団より、ふっかふかの布団で
寝たいですよね。そんな感じです。
二年くらいで、ゴロ土も水やりで研磨され
肥料のカスがたまり…の繰り返し
この状態に↓
この土もはじめは、ふっかふかだったの。
やはり植替えは大事な作業ですね。
根腐れで枯れてしまったと思っていた方も
違う原因があったかもしれませんね。