BONSAI-LABO(盆栽ラボ)凜 係の者の日記

盆栽師の妻のブログ。店主が不在の際には係の者としてご案内させて頂きます。ブログに登場する盆栽は、ほぼほぼ店主が手がけたものです。

2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

盆栽に向く木、向かない木

近所の白木蓮の花が満開です。 きれーなぁー、と思ってみてたんですが 木蓮の盆栽ってあるのかな?と思い 気になったので調べてみました。 木蓮 盆栽で画像検索してみると 紫木蓮が結構ヒットしました。 以外となんでも盆栽になるんですね。 でもやっぱり向…

松竹梅バラバラ事件(続編)

松竹梅バラバラ事件発生です。 植物たちが動きだす前に、駆け込みで 植替えにきてくれました! パードゥン??という方はこちらをどうぞ bonsai-labo-rin.hatenablog.com bonsai-labo-rin.hatenablog.com 裏なんば『utage』のイケメン店長さん 梅はすっかり…

ニレ科のケヤキとニレケヤキの違いがわからない件

今日は、街路樹の代表格としてあげられる ケヤキにフォーカスを当てて見ましょう。 けやき坂があるギロッポンに いっぱい生えてるみたいですね。 欅坂46の人気に便乗しようって魂胆です。 ケヤキはホウキ立ちに仕立てるのがナウい。 寒樹(この様に冬に葉が…

八房五葉松のビフォーアフター

またまた春雅展の売店にて、手に入れた 八房五葉松です。 この八房性の品種は、葉と節間が短い事から 鉢の中で大木を表すには、もってこいで 一時期大ブームとなったそうです。 小さくてかわいい! これで五葉松なんか〜 こちらが、その八房五葉松の全体像 …

カエデのようでカエデでない【ニオイカエデ】

春雅展も終わり日常に戻りました。 店主は片付けと、Web販売の出荷対応で 息つく間もなく働いております。 春雅展の最後に、売店を出している 同業者の方から、珍しい?樹を わけてもらいました。 ニオイカエデ ただのカエデではございません。 いや、カエデ…

引き続き、春雅展の様子をお届けします

係の者は2日目の春雅展。 最終日ですが、今日はお天気が心配です。 洗濯物、と入れてくるの忘れたし 雨よ降らないで!!! 春雅展の受賞作品をご紹介しますー。 春雅展にはこんなにも沢山の賞があります。 その中から最優秀作品に選ばれたのがこちら 床飾り…

春雅展の様子をお届けします

今日は係の者も、朝から春雅展の 売店の手伝いです。 朝一からたくさんの人で賑わってます。 若いご夫婦や、子連れの方も多く 結構みんな盆栽に興味あるんや〜と 新たな発見です! 当店の売店です 他にも樹、鉢、道具など 沢山の売店がありますよー メインは…

シャラシャラしてんじゃねーよ(あ、ヒメシャラの話です)

タラタラしてんじゃねーよって 駄菓子ありましたね。 それを思い出しただけで、ヒメシャラの事 書きます、すいません。 このシャラっとしたいで立ち 漢字で書くと、姫沙羅。 イカツイですね。 でも花はとっても可愛らしい ヒメシャラはツバキ科なのでよく似…

【告知】盆栽組合と協会の謎【春雅展】

昨日は岡山へ仕入れ、 今朝は春雅展の搬入の為 休む間もなく店主が働いてます。 春雅展は明日から開催です この○○展っていったい…? と言う方はこちらをお読み下さい。 bonsai-labo-rin.hatenablog.com 当店は売店と、樹の成長過程について 写真の展示を担当…

盆栽と鉢の素敵な相性

さてさて、本日もやってもやっても 終わらない、植替えとの戦いです。 カッチカチになった根っこの処理と合わせて 鉢も入れ替えちゃいます。 水をあげた時に、しみ込みにくくなったら 植替えのサインです。 こんな風に根がパンパンでは もう食べられないよ〜…

意外と身近なハシバミ

店主が珍しいとセリで仕入れてきた ハシバミの木。 雲龍で枝はカッコいいけど ぶらんぶらんしてる 得体の知れないこれが不気味で。 種かな?と思ってよく見てみると は、花が咲いてるーー!! なんかゾワゾワする。 ハシバミは雌雄同株で、 左が雄花で右が雌…

杜松の話(歴史編)

やっと、らんま1/2の第二シーズン 半分までたどり着いた係の者です。 途中、作画崩壊がハンパなくストーリーが 全然入ってきません。 そんならんまを横目に、 杜松の写真を探していましたが いかんせん、店主が杜松を取り扱わない為 前回と同じ樹で解説で…

良い盆栽の条件とは?

盆栽って唯一無二での素晴らしさもあり 好みも人それぞれですよね。 そう、まさに世界に一つだけの花 ってやつです。 やっぱりマッキーはええこと言うな。 じゃあ、所謂”良い盆栽”ってなんなの? 同じ様な樹やのに、何でこっちの方が何倍も 高額なんだ!?っ…

真柏の話(糸魚川シンパク特集)

ヒノキ科に属する植物で、植物学上は ミヤマビャクシンと言います。 盆栽界では真柏(シンパク)と呼ばれてます。 あだなが本名より有名になったパターン。 全国で見られますが、特に糸魚川真柏が 葉性がよく、人気が高いです。 糸魚川真柏がこちら 挿し木で…

五葉松の話(産地編)

大阪は良いお天気ですね! 仕事してる場合じゃねえって感じですが。 当店は、植物たちが目覚め始めてるので 店主がアワアワして植替えしております。 さて、最近松柏盆栽のこと書いてないなーと ふと思ったので、怒涛の松柏盆栽シリーズです! まずは五葉松…

盆栽 with GR8(意外なコラボレーションのご紹介)

ラフォーレ原宿にあるGR8(グレイト)さまに 当店の盆栽を納品させて頂きました。 と言うのも、ラフォーレ原宿改装による リニューアルオープンのお祝いとして、 アパレル全般を取り扱われている 株式会社イーストランドさまより贈られたものです。 こちらは…

【マユミ】男女の事情【盆栽の話です】

植物にもオス・メスがあるの知ってました? 雄木(オギ)と雌木(メギ)で おすぎとピーコではないです。 はじめはハテナ?ってなりましたが、 よく考えるとおしべとめしべがあるので それぞれが別の個体なだけの話。 我々、人間と同じですね。 これを雌雄異…

この時期はやっぱり桜の話がしたくなる

先週末はいいお天気だったのに 今週はパッとしない空模様ですね。 こんな時は、桜でも愛でて 気を取り直しましょう。 日本ではソメイヨシノが主流ですが、 根が弱く盆栽には難しいみたい。 桜には約600もの品種があり、 調べすぎて意味わからんスパイラルに …

桜盆栽やワークショップの告知

すいません。 今回は告知会となる事をお許し下さい。 いや、別にネタがないわけじゃないんですよ。 私用で店主の実家(長崎)に 週末から出かけておりましたので 手入れ関係のネタがないのは事実ですが(笑) 以前、作った桜盆栽 bonsai-labo-rin.hatenablog…

盆栽界では大人気 石化ヒノキ

朝から鼻のムズムズがとまりません。 係の者です。 この時期になると、スギ・ヒノキを 見るだけでも辛いと言う方は アレグラを片手にご覧下さい。 石化ヒノキ 葉がぎゅっと小さく プリプリしているのが可愛い。 森の中から飛び出してきた様な佇まい。 ※※閲覧…

葉物の話 モミジ・カエデの魅力

やっぱりわかりません。 モミジや、カエデの紅葉を楽しまずに 何を楽しもうってのか… 新緑も綺麗じゃないですか モミジ。 葉が陽に透けて青々と光が漏れる感じ いいですよねー。 もちろん紅葉は綺麗どす モミジってこれを楽しむもんじゃ ないですかねー? い…

【ラン・ランララ・ランランラ】ファンタジー盆栽【ラン・ランラララー】

盆栽って仕上げ方によっては とってもファンタジーな作品になるんです。 根っこの盛り上がりとか、苔とか… まるでジブリの世界 。 ミヤマキリシマ 絶対あの丸にトトロ住んでるやろ。 この苔の蒸 し方、ゾクゾクする ミヤマキリシマは九州の火山地帯が原産で…

根詰まりの話

らんま2/1を順調に見進めてますが なんとAmazonVideoにシーズン3まで 追加されており161話が最終回と確認し 戦々恐々としている係の者です。 実は、先日松竹梅の植替えにきて いただいた生徒さんが面白い物を 持ってきてくれてました。 根詰まりモンスターも…

【真面目に】盆栽の繁殖方法について【解説】

そもそも盆栽って大きくなんの? と皆さんお思いでしょうが、 成長をあの小さに留めておくのが 大変なんですよーーー!! って店主は叫びたいはず。 盆栽も地面に植えれば立派な大木になります 指先サイズの盆栽もね。 横に横に大きくさせて 樹齢50年とか…

やっとこさ藤の鉢植え

前回、紹介しっぱなしになっていた ”藤”の植替えに着手しました。 それはそうと、最近amazonプライムで らんま1/2を流しながら作業してるので 店主の紹介文が影響されまくりな件。 あかねツンデレ萌えかと思いきや らんま君の一途さ萌えなアラサー係の者…

店主のとある一日(イベント編)

すっかりシリーズ化した店主の一日ですが 昨日はcafe47さんでマルシェに出店でした。 マルシェでは食べるもよし、買うもよし、 癒されるもよし、色々な店舗が集まりました。 ちょっと前までは、京都の手づくり市 上賀茂神社とか東寺さんにも出店してましたが…

松竹梅バラバラ事件(後編)

さて、昨日の まっちゃん、たけちゃん、うめ子は 一体どうなってしまったのでしょう。 梅の花はあと一つを残すのみ(松竹梅①) うめ子は枯れ枝を剪定して、 まっちゃんは五葉松やから 曲げても面白いかも。 たけちゃんは元気なのでこのまま植替え。 こちらは…

松竹梅バラバラ事件(前編)

昨年末、松竹梅ワークショップに 参加いただいた生徒さんがバラシがてら 遊びに来てくれました! 昨年の作品。みなさんセンスが良い! 梅の花も咲き乱れ、活躍してくれた様子 せっかくの松竹梅をバラすの!? と思いますが、ずっとそのままで置いておくと 縁…

【黒松ファン】 幹肌パリパリ【歓喜】

そうです、黒松ファンにはたまらない この響き。 焦がしニンニク醤油ばりの 破壊力と想像力を備え持つ魔法の言葉です。 この古そうな黒松 幹肌パリパリ 古いね〜が褒め言葉。 この荒々しい樹の皮が魅力のひとつ。 幹肌の割れ、が最高なんだとか。 小さめの松…

梨の木を曲げるの巻

桜の記事で雑木は油分がなくて乾きやすい と書きましたが、それだけでなく 樹を曲げるのにも一苦労なんだとか。 曲げ加減を間違えるといっきにポキッです。 今日はそんな梨の木にチャレンジした話 急ぎで注文が入ったので 写真が雑ですいません。 花芽に当た…