盆栽における徒長の話(と日経新聞に載った話)
前回の徒長シリーズに続き…
の前に少し宣伝をば(またかよ)
4月の空堀ワークショップフェスの
様子が日経新聞に取り上げられました〜
って気づかず生徒さんに教えてもらいました。
やっぱり上手い事撮ってくれてはる。
ちょっとだけ男前な気がする(笑)
次回、5/14のワークショップも
まだ空きがあるので、ご参加お待ちしてます!
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さて、本題に戻って盆栽界では主に
枝がニョキーンってなる状態を
徒長枝(トチョウシ)と呼び
剪定してあげる必要があります。
参考画像、こんなん
この、ぴょんぴょん伸びてる
勢いの強い枝が徒長枝です。
この枝には花を付けたりする力はないけど
取り敢えずオラついてるやつです。
放っておくと、この徒長枝だけが
グングン伸びて、他の枝まで成長ささる
力がでないよ〜と樹全体が衰弱していきます。
そうならない為にも、徒長枝があれば
切り戻してあげましょう。
日照不足で徒長すると思っていたら
徒長枝の場合は、去年と同じ環境なのに
突然、枝が強く伸びる現象が起きます。
その場合『根の処理不足説』が濃厚です。
この図の様に枝と根は切っても
切れない存在です。
たぶんこーなってるやろ的な絵
(完全にイメージです)
店主の経験則から
根が暴れてる事で徒長枝ができるのでは
という事です。
根っこもケアしてあげた方がベターです。
盆栽の技巧は皆さんの、
こうしたらあーなったで!
のデーターベースで出来てますので
どんどん情報交換していきましょう〜
盆栽は室内で育てられるのか?
よく質問されます。
完全に部屋の中で育てた事がなかったので
草物で実験してみました。
室内の光は主にLEDライトで、
窓から離れた場所なので自然光が
うっすら届くかな、くらいの明るさ。
では、どうなったか。。。
芽キャベツみたいだったマキギヌが
こんなニョロニョロみたいに。
全体像これ。
やはり光が少なかったようで、
光を求めて上に上にってなった結果。
日光たっぷりのマキギヌは
ランナーも伸ばして、次の新しい芽を
作るエネルギーに溢れてますね。
やっぱり光が足りないと
芽自体も生命力が弱く、次の世代を
残す体力がないんですね。
この伸びすぎちゃってる状態を
徒長(トチョウ)していると言います。
この部分は病害虫にかかりやすく
植物全体に悪影響になるので
残念ですが、切ってしまいましょう。
イワオモダカも伸びすぎてます。
背丈か倍くらいになっちゃった。
こちらも光不足ですね。
色もうすーい緑になっちゃって
元気なさげ〜。
生命力強めな植物でLED育成を試して
みましたが、枯れる事はないけど
生き生き育ちにくい!
と言う結論に至りました〜。
只今、真柏を玄関で育成中なので
しばらく様子を見てみたいと思います。
草物以外ではどうなる⁉︎