BONSAI-LABO(盆栽ラボ)凜 係の者の日記

盆栽師の妻のブログ。店主が不在の際には係の者としてご案内させて頂きます。ブログに登場する盆栽は、ほぼほぼ店主が手がけたものです。

山採り盆栽の魅力

さて、当店では来週からの新婚旅行の準備に向け

店の盆栽いっさいがっさいを、売りまくっており

持ってけドロボー価格で営業させていただいております。

 

 

残りの手入れ中の盆栽たちについては、

親方のところでお世話になることに。

引越しを待つ盆栽たち(一部)

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これを屋上から3階のLABOまで下ろすのに汗だくに。

今から3階(エレベーターなし)から車に乗せなければ

いけないという事実に戦慄しております。

 

 

 

さて、前置きが長くなりましたが

カッコイイ山採り盆栽をご紹介。

その名の通り、山に自生している盆栽を採取するのですが

自然を守ろうぜ的な法律ができてからは、取れる山も制限され

有名な産地の山採りなんかは幻とも言われるほどに。

 

 

 

畑や鉢で育った松と比べると、幹肌が荒々しく

自然の厳しさを感じます(たぶん)

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針金で故意に曲げたんでは出せない、絶妙な角度と荒れ感。

山採りマニアな人からみれば、針金で曲げたかそうでないかの違いがわかるとか。

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雨風にさらされ、山の獣たちに踏まれ、かじられながら

過酷な環境で育った、松が美しいみたいな?

まるで家なき子安達祐実を応援したくなる気持ちと一緒かな。

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こちらも山採りを素材とした盆栽。

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欧米でもYAMADORIが人気で、青年たちが果敢に山をせめてるらしい。

確かにこの荒いのがCOOLなのかな。

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山採りの際は不法侵入にならないようご注意ください〜。

 

 

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杜松の剪定(ビフォーアフター)

盆栽の中でもあまりメジャーじゃない

杜松のビフォーアフター

うちにもあるのが珍しい。

だってこれ痛いんだもん、ネズミ殺せるくらい。

 

bonsai-labo-rin.hatenablog.com

 

 

bonsai-labo-rin.hatenablog.com

  

 

 

でも、杜松は神や舎利を作るには

うってつけの樹種ですから、

杜松推しの人も少なからずいるんですね〜

 

 

 

 

手入れしてないと新芽伸びすぎました。

勢いのある芽がぴょんぴょんしてます。

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杜松でも新芽は柔らかいんですよー

こんな感じで麦みたいにふっくらしてて。

これが一年経つと鋭利な葉物に… 

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杜松の様に葉が短い盆栽は、芽数を増やすのが

いかにカッコいい樹形を作るかのポイント!

 

上へ上へと伸びようとする樹の成長を押さえ

葉を細かく密に育てるためにも

こまめに新芽を摘むことが大切です。

新芽を摘むことで、逆境にさらされた盆栽が

頑張りを見せてくれます。

 

 

 

こんな感じで、新芽のわきからまた新芽が…

という風に脇芽が着いてくれます。

これで密度もバッチリ!

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 伸びすぎてた新芽を切って形を整えれば完成。 

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正面のボサボサも整えて、

自慢の舎利もばっちり見えましたね。

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