BONSAI LABO 凜 被災からの復活〜そして九州横断仕入れ旅へ〜
最近ブログの冒頭がお久しぶりになることを反省している係の者です。九州仕入れ旅から帰阪したのでここ1ヶ月の動向を備忘録として書き記しておきたいと思います。本記事はプロローグとして、九州仕入先情報は次ブログからまとめていきます。
台風襲来
先の台風21号でBONSAI LABO 凜の棚場がほぼ全壊となってしまいました。棚場が吹き飛ぶ直前の映像です。周りの木の柵もだいぶ古くなってきているので針金で建物と固定し、背の高い盆栽は下に降ろして今までの台風より備えてはおりましたが。。
一番奥の柵が風で煽られ棚が向こう(道路)側へ傾き盆栽が落下。一番風がきつかった1時間はびしょ濡れになりながら棚を抑えてましたが、自分も吹き飛ばされそうになり命の危機を感じたので屋内へ避難。本当に災害の恐ろしさを実感したとともに、自然をなめたらアカンと反省。台風の厳しさを知る九州では完全に棚上から物をなくさないと色々飛んできたり、飛ばされたりするとのことで備える大切さを教えて頂きました。
台風が過ぎ去った大阪ですが、まだまだ油断はできません。盆栽が4鉢ほどダイブしていきましたが二次被害がなく不幸中の幸いです。
— BONSAI LABO 凜 係の者 (@BonsaiLaborin) 2018年9月4日
取り敢えず他人様に迷惑にならない様、柵の撤去だけは今日中に…ほんとに生きてて良かった… pic.twitter.com/PP4dZLYYgV
台風1週間後には九州への帰省が決まっておりましたので、棚場を突貫工事で8割がた修復。風の影響を受けないように棚を低めに、柵は簾で取り外しできるようにし自動潅水も全てやり直す羽目に。。なんとか形になりましたかね。
いざ九州へ
店主の帰省がてら盆栽園巡りをちょくちょくさせて頂いたのですが、今回はがっつり、というか7日間毎日参ってきましたのでレポ&移動の参考になればと思います(九州広い!!)。
今年の冬に初めて訪れた「昭緑園」さんから満を持しての更新です(笑)
bonsai-labo-rin.hatenablog.com
盆栽園へのルート
ごちゃついてますが回った順に色分け。別府に友人が居るので拠点にさせてもらって(別府いいとこですね〜)九州のセリも楽しませて頂きました。
1日目:いまむら園(別府〜長湯温泉までの道すがら)
5日目:日本盆栽共同組合九州支部 交換会@肥後花市場
7日目:青樹会 交換会@久留米花市場
★は宿泊
交通について
大阪〜別府までは「さんふらわあ」で移動。車必須なので渋滞もなく、事故の心配のないフェリーがベストです。マイカープランだと高いのが玉に瑕ですが安心安全はお金に変えられないですからね〜。
別府についてから気楽に高速が乗れるように、所謂乗り放題パスを3日間+4日間購入しましたが、、結論から言うと今回のルートでは普通に支払った方が安かったです。
九州よかよかドライブパス2018 | ドライブパス | ドライブ旅行なら「みち旅」 | NEXCO西日本のドライブパス(周遊割引)とハイウェイツアーの申込専用サイト
九州の高速って無料区間とかもありますが、全体的に高速料金が安いような気がします。
どの園も素敵すぎるので1記事にまとめたいと思います。書き溜めてないので目指せ7日間連続更新。
自動散水器「アクアガーデン」の導入
お久しぶりです係の者です。夏のお手入れがひと段落し、やっとブログネタになりそうな作業があったのでレポです。
そう、盆栽持ちの永遠の悩み “夏の水やり問題” を解決すべくついに自動散水器を導入することにしました。と言っても去年購入していたものの億劫で先送りにしていたのです。重い腰をあげたのも9月後半に長崎に帰省するため、その間を自動散水で乗り切ろうという目論見です。
導入したのは山崎ちえさんのブログでも紹介されていた「アクアガーデン」です!!ちょっと設置に苦労したので記録しておきますが、結論から言うと見直しが必要そうです…www.bonsaichie.com
アクアガーデンの内容
散水ノズルが12箇所用を購入しました。
①本体1個 (電源コード3m)
②水道接続ホース1本 (5m)
③散水ホース2本 (口径12mm長さ5m、口径8mm長さ25m)
④散水ノズル12個
⑤支柱24本 (250mm 12本、100mm12本)
⑥支柱台 (100mm×100mm)12枚
⑦マニホールド2個
⑧盲栓1個
⑨結束バンド18本
⑩支柱頭部ネジ12本
!!!ここで注意なのはこの蛇口とのジョイント部分のオス側は含まれておりませんので準備が必要です!!この部分!!
散水ノズルの準備
内容を確認できたらまず散水ノズルを12箇所分用意します。ノズルを支える台と支柱を組み立てます。ネジ方式でくるくる回すとジョインされるので簡単です。この台は棚に打ち付けられるように穴が空いてますが、結構重いので置くだけで大丈夫そうかな?まだ定らないので置くだけに。この赤い部分に後ほどホースがくるわけです。
1つのノズルの散水範囲が1.5㎡とのことなので、7mの棚にとりあえず5個くらい設置します。支柱の高さが35cm (デフォ25cm+延長10cm) なので木に埋もれて全然目立ちません(これが後の敗因となります)。
いよいよ設置!!
準備が完了したのでいよいよ本体とホースをつないでいきますよ、と思った矢先になんとこのアクアガーデンの本体は絶対に水に濡れてはいけないようです。水使う機械やのに防水ちゃうんかいとツッコミながら作りましたよ、この箱入り娘が。
で、付属の水道ホースを使ってアクアガーデン(右側の口)と水道を接続します。ここでまた事件発生!なんと水道側につけるオスのジョイントが付属されていないことが判明し、知恵を絞った結果結束バンドで固定することに。2本でぎゅっと絞れば大丈夫でした!
大丈夫じゃなかったので結局ジョイントを購入しました!結束バンドだと爆発して全開ダダ漏れになったのでご注意下さい!!!
アクアガーデン(左の口)と散水ホース12mmを接続し、その先にマニホールドをつけます。このマニホールドが6個口なので散水ノズルを12箇所に置く場合は下写真のように増設します。ポイントは、水圧を均一に保つためにマニホールド自体は10cm程度の間隔にしておくことです。
各散水ノズルとマニホールドを8mmの散水ホースで接続していけば完成です!棚の後ろから下から回してなるべくごちゃつかないように。
散水の様子
ホースの設置までなんとかこぎ着けました…やはり上手く全てには行き渡りませんな。木の配置換えが必要そうですが、散水ホースの組立に結構頭使ったんで、微調整は明日以降で🤯
— BONSAI LABO 凜 係の者 (@BonsaiLaborin) 2018年8月18日
詳細はブログにまとめます! pic.twitter.com/J87ZZB6GIo
まとめ(反省点)
やはり散水器だけで水やり全部をフォローするのは無理があるので、とりあえず葉水だけでも補えればいいかなと言った出来具合いでした。次回への宿題と反省点は以下の通り。
- 中品以上の盆栽がある場合は付属の支柱だけでは高さが足りない
- 別途支柱を手に入れるか高さを揃えて盆栽を並べる必要あり
- カバー範囲が1.5㎡とあるがもっと詰めて置く方が安心感あり
- 結構風で水しぶきが舞うので散水時間は長めがベター
- 棚場が広い(縦長)場合は付属の8mm散水ホースだけでは足りなかった
(のでホームセンターで買い足す羽目に)