【更新再開】7/5 かんさつにっき【ご報告】
みなさま、お久しぶりになってしまいました。
私事ですが、先日7/1に結婚式ならびに
披露宴があり、ここ2週間は記憶が無いくらい
目まぐるしい日々を過ごしておりました。
3日前なんかは、最終の衣装リハーサルや
エステやら、まつ毛エクステやらを施しに
心斎橋を小走りで移動すると言う
分刻みのスケジュール。
優雅に花嫁準備なんて、夢のまた夢でした。
昨日から仕事復帰し日常に戻っておりますので
みなさま、引き続きよろしくお願いします!
で、披露宴会場が堺筋倶楽部という
大正時代のレトロな建物で、内装はバロック式の
洋館的な雰囲気だったんですが、ここは盆栽屋。
もちろん盆栽飾りますよね〜
うまく和のテイストマッチしてる!
こういう、すだれ調の地板がいい感じに
クッションになってるんでしょうね〜
中品と小品を中心にいくつか飾ったんですが、
肝心の写真を撮り忘れ(笑)
友達からもらった写真で少しだけ
このお茶目な盆栽もなんとか馴染んでます
右手の方に佇んでるでしょ(笑)
やっぱり日本人なので、お祝い事に松は
いいなぁとしみじみ。
さて、ブログネタの蓄えがなかったので
リハビリがてら観察日記にお付き合い下さい。
以前、大柏園さんにて採取させてもらった
玉之浦ツバキの挿し木。
葉っぱが青々と元気そうです。
あまり掘り起こすと、せっかくの小根を
ぶっ千切ってしまいそうなので
もう少しがまんがまん。
こちらは、夏本番前にして枯れかけてた長寿梅。
今は幹に近い部分に緑がみえますが
最近までは枝の先のように
カラカラなお姿だったんです(泣
水が切れてると、雑木系は一瞬で葉がシワシワに…
その時の応急処置としては、ついてる葉っぱ
全部取る!!です。
え、葉っぱまだついてるのに取るの可哀想
とか思いますが、そこはぐっと堪えて。
1つ残らず葉っぱを取れば完了。
(この時枝を折らないよう要注意)
樹は落葉したと勘違いして、芽吹かねば!!
と、元気を取り戻すそう。
後は二度と乾燥しないよう、水やりと
半日陰で解放したらこの通り。
少しずつ元気になってます〜
芽切りの時期がやってきましたよ!
さあ、いよいよ夏がやってきたという天気になってきましたね。日差しが暑い!当店もやっとLABOにクーラーが取り付けられましたので、快適に過ごせるようになりました。
昨年までは、うだる暑さのなか、半ば廃人になりながらの作業…体の熱を取るために、若干ひんやりしている床(杉板)に寝そべっている店主を何度見た事か。もう、こんな光景とはおさらばです。
という事で、夏場のご来店も両手を広げてお待ちしてます!
盆栽界で夏の恒例行事といえば、そう芽切りですね。本とかネットでは、古葉を残して新芽を切ると書かれているかと思います。今日は黒松の芽切りをしたのでズームアップでお届けします。
この黒松どこが古葉で、どこが新芽かわかりますか?
そう、この赤丸部分が新芽ですね。他の葉と比べて、黄緑っぽいというかフレッシュなのわかります?新入社員ばりの、まだ荒波に揉まれていないフレッシュな感じ。
ここをマルッと切り落とします。大丈夫、また生えてきて9月頃にはいい感じになるので。
で、この残ったのが古葉ってわけです。ちょーっと見にくいですけど、新芽がごっそりなくなっているのわかりますか?
この時に古葉も全ぶ切っちゃうと、生えてくるはずの新芽が、生えてこないので気をつけてくださいね〜。
ほうほう、と興味をもって頂いた方は以下の記事でロジックを説明しております。よろしければ覗いてみてください。
bonsai-labo-rin.hatenablog.com
ちなみに、樹の枝の位置によっても芽切り後の新芽が生えてくるスピードが違うので芽切りの時期を微妙にずらしているというツワモノも。樹勢が弱い下の方の枝は、一番初めに目切をしてその1週間後に樹勢が強い、上の方の枝を芽切りする事で芽の長さを揃えるんですって。ぱねぇ
はーやっぱり果てしないわ。盆栽。