BONSAI-LABO(盆栽ラボ)凜 係の者の日記

盆栽師の妻のブログ。店主が不在の際には係の者としてご案内させて頂きます。ブログに登場する盆栽は、ほぼほぼ店主が手がけたものです。

(作業レポ)松の芽切り

6月に入り松盆栽のお手入れメインイベント「芽切り」の季節がやってきましたね。当店の棚場は半数以上が黒・赤松なので今月来月は大忙しで、係の者の手も借りたいという事で芽切りのお手伝いです。

 

1年前は芽切りの意味もわからず新芽のことを「なんか変な虫おる」くらいにしか思ってなかったのになー成長するもんです。

 新芽のできる仕組みをもとに芽切りに最適な時期を解説。

bonsai-labo-rin.hatenablog.com

  

 芽切りの作業詳細はこちら。

bonsai-labo-rin.hatenablog.com
 

今日は作業した樹のビフォーアフター。慣れない作業で肩がバキバキです。ちなみに、結構くるくる回すので中品以上の盆栽には足でプッシュすると昇降する回転台があると便利です。100均で売ってるTV用の回転台とかでも代用できそう。

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モリゾーみたいになってる黒松。芽切りと古葉取りを同時に作業して透かしてやります。松は雑木みたいに古葉が勝手に落ちないので、元気がある樹は芽切りと合わせて取り除きます。風通しが良くなり日も懐に当たることでどんどん良い樹に成長します。

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古葉はなんか混み合ってるなーってとこをペッペッと間引いてやる感じで。

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この赤松は葉の勢いがなく特に右下の棚枝は弱っているので手付かず。状態が良くないので枯れ枝の除去だけ済ませ新芽が吹いてくるのを待ちます。芽切りが終われば冬まで触ることがないので、ここである程度完成させたい樹形に近づけておくと今後の作業が楽です。

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樹冠をカットしました。全体的に葉が弱いのであと1年は様子見かなー。

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最後は去年大手術した赤松。元気に新芽も出てきてくれたので芽切りとギプスを外しました。シーズン2が始まりそうな予感。。

bonsai-labo-rin.hatenablog.com

ね、結構元気な新芽が生えてきてるでしょ( ^ω^)カワイイ

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何とか形ができてきましたがもう少し垂直に懸崖したいなー。今日はこのぐらいで。

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まだまだ芽切りのノルマがあるので今日はこの辺で。 

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[もう悩まない!!]父の日プレゼントに盆栽をおすすめしたい3つの理由

最近は盆栽のオフシーズンなので隔週の消毒やら肥料やりやらルーチンが多くブログネタに悩んでおります。そろそろ芽切りもしないとな〜と今は秋冬に向けての地道な作業に勤しんでおります。

 

まあ久々の更新に売込みかよと言うことで意識高い系の記事に仕上げてみました。

 

 

**以下本題**

みなさんこんにちは。今週末は父の日ですが毎年プレゼントで悩んでいませんか?

 

プレゼントしたけど好みが合わず喜んでもらえなかった。。

 

という経験はありませんか?

かつては私もそんな一人でした。そこで発見したのが新しい趣味をプレゼントするという事です!

 

この記事では新しい趣味としての盆栽をプレゼントするおすすめの理由をお話ししたいと思います。

 

 

緑が家にあると癒される

でも何故自分では買わないのか、それは枯らしたらもったいないからですよね。じゃあプレゼントしちゃえばいいんです。

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といきなり心配になるかもしれませんが、大事な人からのプレゼントだと大切にするのと水さえ切らさなければ大概は元気です。

 

毎日の癒しにはしたいけど盆栽って手がかかりそうだし、あまり小まめに手入れもできない…という方にも実は楽しめる盆栽は沢山あるのです

 

五葉松という樹は、他の松に比べて成長が遅く1年くらいではボサボサにならないのです。毎日一緒に過ごすことで愛着が湧いてきたので手入れでもしてみるか、という気にさせてくれるかもしれないですね。

 

自然味あふれる五葉松。まだ樹が若いので¥3,000と意外とお手頃。

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年間を通して作業が多く目標をもてる

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生き物相手ですので季節に応じた手入れが必要で「そろそろこの手入れをしなければな〜」と盆栽を通じて四季を楽しむ事ができます。また手入れをし始めると「今月はコレをして…」から「来年はアレをするために今こうして…」と数年単位での目標に発展していきます。

盆栽と向き合った1日は脳が疲れるけれども、作業が終わると達成感で満たされます。

 

愛好家さんの中には80歳を超えても足腰が元気で、3年後に理想の盆栽を作るために毎日コツコツと手入れをされている方もいます。年齢にかかわらず未来に目標を持てる事が日々の活力になり、盆栽と共に豊かな人生を過ごすことができます。

 

 

年を取っても続けられる(長く楽しめる)

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特に小品盆栽は机の上で作業をするため、スポーツなどに比べると力は必要ではありません。ですので定年後から趣味として始められる方も多いです。

 

松だと何百年、雑木でも何十年と生きる盆栽は長い期間をかけて好みの形に仕上げていきます。

 

そのため、早くから始めるに越した事はないので年配の趣味と思わずぜひ若いお父さんにもチャレンジして頂きたいです。

また、素晴らしい盆栽は世代を超えて継承されるくらい(江戸時代から代々引き継がれている盆栽もあるほど)芸術性が高く壮大な世界観があります。

 

 

まとめ

盆栽の魅力についてご紹介させて頂きましたがいかがでしたでしょうか?

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確かに、樹齢何十年と出来上がった盆栽には何十万という価格がついています。が、ほとんどの愛好家さんは、将来有望そうな若い樹を見つけコツコツと育て上げる事を楽しんでおられます。若い樹なら数千円で選びたい放題です。

 

 

ここには書ききれない程奥が深く、喜ばれるのは間違いありませんので、ぜひこの素晴らしさを年に一度の父の日に感謝と共にプレゼントしてみてはいかがでしょうか。

 

 

樹種や樹形(樹の形)によっても金額は様々ですので、ご予算や楽しみ方などはお気軽にBONSAI LABO 凜にご相談ください。

プレゼント用に化粧鉢に入れた1万円以内の一例をご紹介。

もみじ 

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黒松の寄せ植え

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五葉松

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以上、係の者でしたー

 結構書いてて楽しかったので、たまにこのキャラ登場するかもです。

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